江戸の火消し文化から学ぶ「復興スピリット」
日本の各地で自然災害が頻発している昨今、大きな争いごとも起きずに復興作業に取り組めるのあは、江戸時代から脈々と続く「助け合い」の精神に由来するのではないでしょうか。
「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるように、江戸は火事が頻繁に起きる火災都市でしたが、その火災をきっかけに現代まで続く支える助け合いのコミュニティ(自治)を形成してきました。その江戸っ子のボランティア気質を理解し体験する時間を提供いたします。
プログラム協力・パートナー
特定非営利活動法人日本火消し保存会
エコ・コンシャス・ジャパン合同会社
禅・東京リトリート体験
禅には、肉や野菜等を分け隔てることなく「全ての命を頂いている」、また「私たちは全ての繋がりの中で生きている」という「縁(えにし)」という考え方があります。
日々の忙しい日常で一度立ち止まり、自分たちを取り囲む自然界や自分の体の声に耳を傾けながら、禅の精神を学びながら丁寧に料理をすることで、様々なき気づきや物事に対する感謝の気持ちをはぐくみます。
またそれをどのように社会に還元、貢献していけるのかなど、自分の心の声と向き合いつつ、集中力や判断力が磨かれる体験をご提供します。
プログラム協力・パートナー
「曹洞宗」僧侶・料理ガイド(英語ガイド可)
サスティナブルの元祖!?
着物文化から学ぶエシカル消費への気づき
江戸時代、武士の社会でこよなく愛された江戸小紋。その染め物文化のを支える工場が東京のど真ん中で今も尚発展を遂げつつ、伝統文化を絶やすことなく受け継いでいるという事をご存知でしょうか?
江戸小紋は「柿の渋」「もち粉」「米ぬか」などを使って染め上げ、地球環境にも優しい世界に誇る伝統技術です。また良い着物は「一生もの」「世代を超えて代々受け継がれるもの」と言われ、現在のファストファッションとは一線を画したものです。
江戸時代から現代へと継承されてきた江戸小紋の技術と歴史を通じ、毎日の消費行動の視点や、今後の伝統文化の継承問題にも焦点を当て、解決策の糸口を探りつつ、日々の生活の中でその考え方をどのように活かしていけるのかなど、気づきを与える時間をご提供します。
プログラム協力・パートナー
株式会社富田染工芸
(経済産業大臣指定・日本伝統的工芸品「東京染小紋」/東京都伝統工芸品「江戸更紗」)
金継ぎ体験から学ぶ超エコロジー体験
現代はゴミとして捨てられてしまうようなものも、江戸時代の人はひと手間加えて再利用しました。特に割れた陶磁器は接着剤として白玉粉を使い、再び焼いてつけるという技法で継ぎ合わせ、江戸の食卓を支えていました。
現在では接着剤に金を使い、割れた器にあらたに命を吹き込む金繕いの技法「金継ぎ」が再注目されています。
金継ぎとは、元の製品よりも次元・価値の高いものを生み出すという「アップサイクル」という、サスティナブルなモノづくりの新しい考え方に繋がる、日本の伝統的で素晴らしい技法です。
プログラム協力・パートナー
Makers‘Base
葛飾北斎や歌川広重から学ぶアート思考
江戸時代は260年に及ぶ天下泰平の時代であり、人々のクリエイティビティが爆発した時代でもありました。おもしろいこと、人々をあっと驚かすこと、楽しませるこを「粋」という言葉で表現されることがあります。その考えは、現在注目されている「アート思考」に通じるものがあるのではないでしょうか?
過去の日本では「画一的」に整えられ、答えは一つという教育が多くの場面で行われてきましたが、現在は新型コロナウイルスの影響で不確実性が露呈し、「そもそも」を「問う力」が注目されています。
江戸末期のアートを通じ、「変わりゆく現在の世」を見る目を養います。